心の琴線を揺らす美しいメロディーと多彩なバックボーンを感じさせる叙情的なハウス・サウンドで、シーン屈指の人気を獲得している半沢武志のソロ・プロジェクト、FreeTEMPO。昨年は曽我部恵一や冨田ラボら豪華アーティストが参加したトリビュート・アルバム『COVERS FreeTEMPO COVERED ALBUM』でも話題を呼んだ彼が、同名義によるラスト・アルバム『Life』を3月10日にリリースすることがあきらかとなった。
前作『SOUNDS』以来約2年半ぶり、通算3枚目のオリジナル・アルバムとなる本作で彼が強調しているのは〈自分を歌にした〉ということ。グザヴィエ・ボワイエ（タヒチ80）や青柳拓次（LITTLE CREATURES、KAMA AINA）、堀込泰行（キリンジ、馬の骨）、畠山美由紀（Pote of Notes）ら豊かな表現力を持つヴォーカリストたちをゲストに招き、ロックやジャズ、ソウル、R&B、AORほか、さまざまな要素をサウンドに散りばめることで、みずからの人生観を音楽で表現することに挑戦した作品に仕上がっているという。今年で10周年を迎えたFreeTEMPOが有終の美を飾るべくじっくりと時間をかけて作り上げただけに、幅広いフィールドで話題を呼ぶことは間違いなさそうだ。
FreeTEMPO名義でのオリジナル・アルバムはこれで最後になるものの、今後は半沢武志として音楽活動を続けていくことが宣言されているので、ファンはこれからの動きにも注目しよう。
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